昔の人の知恵や工夫を知る(3年生 社会科)
2023年3月14日 (火)
先日、3年生が社会科の学習の一環として、府中市郷土の森博物館を訪れました。子どもたちは朝からワクワクした様子で、バスに乗って見学地へ向かいました。
博物館のある広い敷地内には、江戸時代~昭和初期の建物8棟が移築・復元されています。その中の一つ、養蚕農家「旧河内家」は、養蚕が盛んだった時代の建物を復元したものです。茅葺の屋根や土間、土壁など昔の建物の特徴を、子どもたちは昔話の世界に入り込んだような気分で眺めていました。
博物館内では、昔の道具についての説明がありました。「釜」の説明ではこんな言葉が紹介されました。“はじめチョロチョロ 中パッパ ジュウと吹いたら 火を引いて 赤子泣いても ふた取るな” 心地よい歌のようなこのフレーズには、お米を美味しく炊くための火加減や手順などが表されています。「お釜で炊いたご飯も味わってみたいなあ」と、子どもたちは興味津々の様子でした。
社会の授業では、昔から現代にかけて、道具がより便利で手軽なものへと進化してきた点に注目してきた子どもたち。今回の見学で昔の道具を実際に見て、たくさんのお話を聞くことを通して、昔の人の知恵に気づかされるとともに、昔の道具のよさを再認識した子も多くいたようです。気づきや学びの多い見学となりました。