秋の自然教室③ -紙漉き体験(4年生)-
2022年10月29日 (土)
4年生は、3日目の帰りに東秩父村にある「道の駅 和紙の里」へ行きました。東秩父村や小川町では、楮(こうぞ)を原料とした伝統的な手漉き和紙、細川紙が伝承されています。ユネスコの無形文化遺産に登録されている昔ながらの製法で、子どもたちは紙漉きを体験しました。
原料の繊維と水の入った漉き舟の中で、すけたという用具を揺らして紙を漉いていきます。子どもたちの作業時間はほんの1、2分。でも実際には、漉き舟の中の白い原料液を作るまでに、楮の収穫から始まる数々の工程を経て長い時間と手間がかけられています。職人さんの説明を聞き、子どもたちはとても驚いていました。
昔の人の知恵と技術が、長い伝統を経て現代に伝わる和紙作り。貴重な体験になりました。この日に漉いた和紙は職人さんが乾かし、後日学校に送ってくださることになっています。世界に一枚だけの手作りの和紙。届く日が今から楽しみですね!