桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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昔の人の知恵に学ぶ(3年生 社会科見学)

2022年3月16日 (水)

 社会科の学習の一環として、府中市郷土の森博物館を訪れました。先日の授業で紹介された昔の道具に、興味津々の様子だった子どもたち。久しぶりの校外学習ということもあり、ワクワクしながら学校を出発しました。

 博物館のある広い敷地内には、江戸時代~昭和初期の建物8棟が移築・復元されています。その中の一つ、養蚕農家「旧河内家」で学芸員の解説を聞きました。養蚕が盛んに行われていた時代の建物を復元したもので、蚕を育てるのに適した構造になっているそうです。茅葺の屋根や土間、土壁など昔の建物の特徴を、子どもたちは
昔話の世界に入り込んだような気分で眺めていました。

 博物館の中では、昔に使われた道具の説明を通して、当時の人々の暮らしについて話していただきました。羽釜や洗濯板、火熨斗、湯たんぽなど、衣食住に関わる様々な道具が登場。温かいご飯をおいしく保つ工夫や、湯たんぽの表面にある凸凹の秘密・・。一つひとつの仕組みを知るごとに昔の知恵に気づかされるとともに、当時の暮らしの様子が目に浮かんでくるようでした。

 見学後に子どもたちと振り返りをしていた時のこと。「昔は火鉢のところに集まって、暖を取っていたんだね」そんな話をしていたら、「家族が仲よくなりそう」とつぶやく子がいました。寒い日に火鉢を囲んで会話をしていたら、心も身体もあたたまりそうですね! 現代の便利さや手軽さも素晴らしいですが、昔の道具の中にも生活を幸せにする知恵が詰まっているのかもしれません。多くの気づきや学びのある見学となりました。

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