桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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羽子板作り(3年生 図工)

2022年1月31日 (月)

 3年生は、図工の授業で羽子板を作っています。富士山の絵、干支である寅の絵・・思い思いにデザインした色鮮やかな羽子板の作品。今日の授業では描いた絵の上にニスを塗り、木に艶を出して完成させました。
 授業の後半で羽子板の練習をしました。作り終えた作品は乾かし中なので、予備用の材料を使って羽根をついてみました。今日は個人練習ということで、板に羽根を当てるところから。子どもたちにとって「飾り物」のイメージが強く、実際に遊ぶのは初めてと話す子も多くいました。はじめはなかなか上手くいかない子どもたちでしたが、練習を重ねるうちに、カン、コン、と小気味よい音を響かせるようになりました。
 来週の図工の授業には、体育館などの広い場所で自分の羽子板を使って遊ぶ予定です。時期は少し遅いですが、みんなでお正月気分を味わえたらと思います。
 
 さて羽子板ですが、その歴史は室町時代ぐらいまでさかのぼります。邪気をはね(羽根)のけて子どもが健やかに育つように‥ということから、縁起物として今に伝わります。また、羽根の黒い玉の部分には「ムクロジ」という木の実が使われます。3枚目の写真の左側がその実で、表皮を取り除くと黒い玉が出てくるのです。ムクロジを漢字で書くと「無患子」。子が患わないように、という願いが込められているのだそうです。
 子どもたちが今年一年、健康に過ごせますように! 元気に羽子板を楽しむ姿を眺めながら、そんなことを思うのでした。

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