桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

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もちつき会

2021年12月15日 (水)

 先週から今週はじめにかけて、学年ごとのもちつき会が行われました。最近の記事の中でも触れたように、お雑煮の材料となる大根は3年生が育てたものです。この期間中、3年生は毎日農園で新鮮な大根を収穫して、もちつき委員の親御さんが待つ家庭科室に届けていました。
 
 各学年の教室では、子どもたちの満足そうな表情を見ることが出来ました。「おかわりしたいくらい美味しい!」と話すのは育ち盛りの男の子。「大根が、やわらかいね」とにっこり笑顔を見せてくれたのは低学年の子どもたち。お雑煮を頬張る子どもたちの姿に、私たち大人も笑顔になりました。

 職員室で、次のようなエピソードも聞きました。4年生の子どもたちは「あと3日、あと2日・・」と、もちつき会を指折り数えていたそうです。もちつき会当時の朝を迎えると、カウントダウンはさらに加速!「あと3時間、あと2時間・・・」と近づいていき、昼食の支度は普段よりも素早かったということでした。お雑煮を心待ちにしている子どもたちの姿が目に浮かぶようです。

 さらに番外編。同じく4年生の教室での配膳準備の際のエピソードです。今年度は感染症対策として、プラ容器に準備したお雑煮をもちつき会委員の親御さんが一人ひとりの机に運んでくれたのですが、担任の先生もお手伝いをしたその時。子どもの口からポロっと本音がこぼれました。

 「あ、お母さんたちに運んでほしかった・・」

 放課後、「そりゃそうだよなぁ」と苦笑いで話す担任の先生なのでした。もちつき会委員の方々が早朝から準備に取りかかり、美味しいお雑煮を届けてくれる特別な日。お母さんたちが運んでくるのを、ワクワクしながら待っていたのでしょう。そんな姿が目に浮かぶような、子どもらしく
ほほえましい話でした。

 昨年度は実施できなかったもちつき会。今年はお雑煮を味わうことができたもちつき会。一歩、大きな前進です。来年度は、臼と杵を使って力強くおもちつきが出来るといいなと思います。

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