こんなに書けたよ、1年生。
2021年12月 2日 (木)
先週から今週にかけて、一年生国語の授業の様子を何度か見せてもらいました。子どもたちは「知らせたいな、見せたいな」の単元で、記録文を書く活動をしています。学校の中にあるものを、お家の人に伝えるつもりで文章に書くのがねらいです。
体育館、図書室、職員室、Aグラウンドなど、はじめに学校の施設内を歩いて回り、それぞれの場所にどんなものがあり、どんな様子なのかをノートに書きこんでいきました。グラウンドでは遊具の色や手触り、大きさを調べている子、体育館ではピアノや照明器具に注目してそれぞれの特徴を箇条書きにしている子がいます。「旅行先で見た鯉を思い出しながら書こうと思います!」と、目を輝かせているのは、鯉の池の前に座っていた女の子。鯉が泳いでいる様子を観察しながら、熱心に鉛筆を動かしていました。
翌日の授業では、下書きに入りました。原稿用紙の使い方(題名と名前の書き方、段落の最初を一マス下げることなど)にも気を配りながら、ノートに書いたメモをもとに文章を組み立てます。入学して8ヵ月が過ぎた1年生の子どもたち。最初の頃は長く感じた40分間の授業も、ずいぶん集中が続くようになりました。「みなさんはいい姿勢ですね。上級生のお兄さん・お姉さんにも、1年生がこんなにがんばっているよ、と教えてこよう!」そんな風に声をかけました。それを聞き、さらに背筋がぴぃーん! と伸びるかわいらしい1年生なのでした。
子どもたちが一生懸命書いている記録文は、完成間近です。自分の目で見て、感じたことを、言葉にして書き表した文章を、ぜひお家の方に読んで聞かせてあげてほしいです。「学校って楽しいんだよ!」そんな思いが、きっと伝わることでしょう。