周辺を歩いてみると
2021年8月28日 (土)
小学校の理科室に、貝の化石があります。以前、学園のサッカー場の地下を工事しているときに発見されました。緑豊かな環境にある桐光学園の周辺も、100万年ほど前は海の中だったのです。
現在では海は遠くなり、私たちの学校は多摩丘陵にあります。多摩丘陵は、北西の高尾山麓から、多摩川と境川に挟まれるように南東方向にのびる大きな丘陵地です。学校の最寄り駅「栗平駅」より少し北にある多摩ニュータウン開発が、「平成狸合戦ぽんぽこ」というアニメ映画で描かれたことがあります。「住処を奪わないで!」と人間たちに抵抗したのが、多摩丘陵に住む狸たちでした。映画をご存じの方も多いのではないでしょうか。
さて、開校当初と比べると住宅街がずいぶんと広がりましたが、豊かな自然がまだ多く残っている学校周辺です。もちろん、狸さんたちも夜になると目をキラっとさせながら、いそいそと歩く姿を見せてくれます。Aグラウンド脇には、川崎市と東京都町田市の境となる尾根道(栗木緑地)が通り、遊歩道として心地よい時間を与えてくれます。このあたりの魅力を少しだけご紹介!
【おすすめ1】尾根道からの景色
学校から尾根道に出て西方面を見渡すと、眼下に東京都町田市が広がります。遠くに望む富士山は季節により様々な表情を見せるのですが、毎年2月上旬に《ダイヤモンド富士》の見える日があります。日没時の太陽が富士山頂と重なり合う一瞬なのですが、その輝きを見るために訪れる人も多くいます。
【おすすめ2】真光寺公園
北方面にのんびりと20分程度歩くと、真光寺公園につきます。山の地形をそのまま生かした公園で、一番高いところからの見晴らしも良好です。春や秋の散歩で子どもたちを連れていくと、みんな嬉しそうに斜面を転がって楽しみます。(昨年、あるテレビ番組で池の水を全て抜いて話題になったことも・・)
学校周辺の豊かな自然をご紹介しました。9月に予定されていた学校説明会は、社会情勢を鑑みて、お知らせした形に変更させていただくこととなりました。学校にお越しの際、または学校の近くにお越しの際には、周辺の様子を肌でお感じいただくのもよろしいかと思います。どんな小学校? と少しでも関心をお持ちの方、ぜひ一度お越しください。