一人ひとりの夏休み
2021年7月29日 (木)
小学校の水田では、5年生の育てている稲が順調に生育しています。講習が始まる前の朝の時間、水田に足を運びました。水面に目をやると、ホテイアオイによく似た「コナギ」という草が数本だけ顔を出していました。その周りにはウキクサが広がり、太陽に照らされて輝いています。増えすぎると厄介者とされる「雑草」ですが、よく見るとそれぞれに表情があってかわいらしいものです。
近くで遊んでいた5年生の子どもたちと一緒に、稲をながめながら話をしました。夏休み中の自由研究の話題になると、一人は「アブの研究」、もう一人の子は「トカゲの研究」をしているところだと教えてくれました。
「庭に、トカゲが住みついていて・・」
「うちにもヤモリがくるよ!」
「そういえば、ヤモリとトカゲってどう違うんだろう。そうだ、今日調べてみよう!」
友だちの言葉にヒントを得たことで、研究がさらに広がっていきそうです。二人とも、楽しく学びの多い自由研究になるといいなと思いながら、会話を聞いていました。
オリンピックの話題に、コロナに関するニュース・・ワクワクすることもガッカリすることも耳に入ってくる今年の夏休みです。引き続き、感染症対策には気を緩めることなく、一方では夏にしかできないことを体験しながら大きく成長していってほしいです。