桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

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「どの説が正しいか」(5年生 総合)

2019年12月 7日 (土)

 5年生総合のカリキュラムでは、昨年度から「どの説が正しいか」を学習しています。「恐竜絶滅の謎」「邪馬台国論争」「ナスカの地上絵はなぜ描かれたのか」「ストーンヘンジの謎」「月の起源」の5つからテーマを選び、グループごとに調べ学習をしました。今週から、ひかりホールで発表が行われています。
 いずれも様々な説がある謎深いテーマです。あるグループでは邪馬台国をテーマに取り上げて、九州説、畿内説の他に、四国説や出雲説などを挙げて説明していました。聞きなれない説にもそれなりの根拠があり、「へぇ~」とうなずく話ばかりです。そのグループの子どもたちは、最終的に「九州説」を最も可能性の高い説として考えたようです。
 先日「国際学力テスト(PISA)」について報道があったので、公開された「読解力」の問題を見てみました。ラパヌイ島(イースター島)の森林破壊に関する複数の資料を読む課題です。《人間が木を切って土地を切り開いた》《ナンヨウネズミが木の種を食べてしまった》という2
つの「説」が紹介され、それらの説を比較しながら正確に読み取る問題が出題されていました。
 情報の多い時代において、自分自身で考え正しい情報を見抜く力、比較しながら深く考える力がますます求められます。「どの説が正しいか」の学習が、物事を多角的に考えたり、広い目で比較検討したりする力の土台を育んでいけたらと思います。

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