桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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筆を使って字を書こう(4~6年生 毛筆)

2022年5月17日 (火)

 火曜日は4~6年生の毛筆の授業があり、専門の講師による指導を受けています。今週は1組の子どもたちが取り組みました。

 毛筆一年目である4年生は、基礎から丁寧に学んでいます。今日は「十二」というお手本を題材に、
横画・縦画の書き方を学んでいました。まずは、書き始め(=始筆)の練習です。筆先を紙に置く時の角度を、先生が時計の針に例えて説明しています。筆先が真横を向く「9時」の角度にすると弱くと細い線になり、「10時」で書いてみてもまだ力強さが足りません。先生が筆先を10時と11時の間ぐらい(=約45度)の角度にして書くと、毛筆らしい始筆になりました。子どもたちは時計の針の方向をイメージしながら、始筆の練習をしていきました。

 次は縦画です。横画の終わり(=終筆)に少し慣れてきた子も、「十」の縦画の終わりは難しそうでした。「筆の腹を使ってスーッと筆を上げるのですよ」先生が説明しながらお手本を示すと、「きれい・・」と子どもたちの感嘆の声と拍手が聞こえてきました。硬筆の「十」とは違って、実際に書いてみるとお手本のように先を細くするのは難しいものです。「あれ、違うなあ・・」そう呟きながら、何度も何度も練習する子どもたちでした。

 毛筆特有の筆圧を感じながら、点画の書き方、「はね」「はらい」などの終筆を意識して書くことによって、より正しく整った字を書けるようにしていくのが授業のねらいです。文字への関心を高めるきっかけになるとともに、子どもたちが上達を実感できる毛筆の授業にしていきたいと思います。

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