府中市郷土の森博物館(4年生 社会科)
2018年11月22日 (木)
社会科の単元「くらしのうつりかわり」の学習の一環として、府中市郷土の森博物館へ行きました。こちらは、広い敷地全体で府中市の自然や風土などを表していて、その中に昔の農家や歴史的な建物が移築・復元されています。
茅葺農家「旧河内家住宅」で、展示解説員の方から説明を受けました。茅葺はススキを用いて作られていること、囲炉裏から出る煙に虫よけなどの効果があること、当時盛んに行われていた養蚕の様子など、子どもたちが初めて聞く話ばかりでした。今日は、たまたま囲炉裏で火を焚いていました。「昔は煙たかったんだね」などと言いながら、子どもたちは当時の暮らしに思いを馳せていたようです。他にも、町役場、学校、郵便取扱所など、復元されたいくつもの建物を見学して回りました。
博物館では、昔の道具について教えていただきました。ご飯を炊く羽釜、炭を用いるアイロンなど、現代では見ることのない道具の数々が登場しました。「湯たんぽのお湯を、翌朝何に使ったと思いますか?」博物館の方の質問に、子どもたちは頭をひねります。正解は「洗顔」でした。水を汲んで使っていた時代において、ほんのりと温かいお湯はとてもありがたかったことでしょう。ものを大切に使う昔の人の知恵は、私たちの生活にも何か大切なヒントを与えてくれそうです。