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2019年11月19日 (火)

デンマークの生活

少し前の話になりますが、中目黒で行われた通称「デンマークの会」に参加してきました。

講師のニールセン北村朋子さんのお話は、いつものように示唆に富んだものばかりで、私は、まだまだできることが、しなければならないことがあると深く考えさせられました。

平均点を目指させようとしない教育のあり方(「どんなに数学が苦手でも、先生はそのことを困ったこととは捉えずに、『将来は数学が得意な人とペアで働くようにしなさい。レゴは凸凹があるからつながるの』と『あなたは英語が得意なんだから、とにかくそこを伸ばしなさい』とアドバイスする)というお話には、「多様性の尊重」というコンセプトをどのように具現化するのか、そのヒントがあると感じました。

また、アブサロンのお話もとても興味深かったです。フライングタイガーの創設者が社会貢献しようとして、社会的弱者たちだけが集まるような場所ではなく、色々な人達の出会いの場をプロデュースしました。それが古い教会をリノベートしたアブサロン。そこでは、食事が大皿でサーブされ、それは初めて会った人たちとシェアすることで、様々な出会いがあるからだということでした。

ずっと以前に語学研修の引率で行ったイギリス、オックスフォードでは、大学だけではなく街の至るところにベンチがあって、街中で「出会いなさい、話しなさい」と促しているんじゃないかと感じたことを思い出します。

まとめにおっしゃってくださった「日本はどんな国でありたんだろう」という投げかけと、デンマークの哲学者キルケゴールの「人生の初期において最大の危険は、リスクを冒さないことにある」「人生は解決するべき困難ではなく、経験されるべき現実である」という言葉は、「フォレスホイスコーレ」「ニュー・ノルディック・キュイジーヌ・マニュフェスト」「ドグマ95」などなど、頂いたたくさんの言葉の中でも、強く私の中で響いています。

いつか保護者のみなさまにも、北村さんのお話を聞いていただきたいなと思っています。

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